卵殻膜の美容効果を研究者が解説。卵の薄皮で肌が若返る仕組みとは?

ランナーやウエイトリフターのタコ、力道山が傷に卵の皮を貼って治していたなどスポーツと卵殻膜の関係を書きました。

最近、プロ野球の投手がマメを作らないために使っているのが知られてきています。
菊池雄星選手も使用していると新聞記事で紹介されていました。

あの大谷翔平選手も二刀流による指の酷使でマメができて困っているよう。誰か「卵殻膜がいいよ」って教えてあげてください^^;

卵殻膜とは何かを復習すると、ゆで卵の殻をむくとついている「白い薄皮」のこと。この薄皮に皮膚に作用するすごい力があることが最近の研究でわかってきました。

ゆで卵をむいた時に出てくる白い薄皮=卵殻膜

野球選手に限らずアスリートの間で卵殻膜が肌や怪我に”効く”というのが一部評判になっているのですね。

これを聞くと女性の方は、「怪我が治ったり、スポーツ選手が愛好しているなら私の肌にもいいんじゃない?」と思われるかもしれません。

答えは、YESです。

実際に、卵殻膜は美容液など多くの美容製品に使われており、密かなブームになるほどの人気です。

特に

・年齢を重ねて肌のハリが失われてきた
・シミやシワなどお肌の老化を食い止めたい
・肌質が乾燥肌で悩んでいる

というような悩みを抱えている方にはオススメかと思います。

アンチエイジングと美白効果高し。

今回はそんな卵殻膜の美容効果について書いてみたいと思います。

卵殻膜の美容の効果って?

女性の美容という観点から言うと、卵殻膜は何が優れているのでしょうか?

主に2つの点から注目されています。

1つは、こちらの記事でも書いたⅢ型コラーゲンです。

Ⅲ型コラーゲンはベイビーコラーゲンとも言われ、肌の弾力や柔らかさを形作る成分です。赤ちゃんの肌にもっとも多く含まれ、柔軟性コラーゲンとも呼ばれます。

お肌の「つるつる」や「ぷるん」という弾力の秘密はなんといってもこのⅢ型コラーゲン。

ところが…

Ⅲ型コラーゲンは加齢の影響を受けやすく25歳くらいからその量が低下。肌の弾力も失われていきます。

卵殻膜にはこのⅢ型コラーゲンを再生する力があります。

ここで考えたいのが、卵殻膜とは元々どういう成分かということ。

元を辿っていくと卵殻膜は「鳥類が育つふかふかのベッド」になっている成分です。

鳥類は人のように母体からへその緒で赤ちゃんがつながっていませんが、卵の中でも成長できるように細胞を育てるふかふかのベッドが用意されています。人間で言えば胎盤のような存在、それが鳥類の卵殻膜です。

卵殻膜には成長に必要十分な栄養素が行き渡るように、18種類のアミノ酸、プロテオグリカン、シスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸といった成分が含まれています。鳥類はこの卵殻膜の上ですくすく成長し細胞を活性化するのですが、卵殻膜を構成する様々な成分はⅢ型のコラーゲンの生成をサポートする効果があることがわかっています。

鳥のヒナが肌や身体を作っていくのに必要だからなのでしょう。

その成分は人に当てはめても有効で、卵殻膜を摂取するとⅢ型コラーゲンを育ててくれるのがわかっています。

加齢でⅢ型コラーゲンが減少してきた肌に卵殻膜を与えてあげると、ひなが育つように肌も再生するんですね。
また、卵殻膜は他にも肌に必要なエラスチンやヒアルロン酸の生成も促します。

まとめますと、鳥のヒナが育つような強力な栄養成分で、肌を総合的に美しく若返らせるのが卵殻膜と言えます。

もう一つ「シスチン」の存在

肌への効果という意味でもう一つ注目したいのは、卵殻膜に含まれる「シスチン」の存在。

シスチンは20種類あるアミノ酸の1つで、L-システインという成分が2つ結びついてできています。

シスチンを摂取すると体内で分解されてL-システインに変化します。

シスチンは美容に深く関係する成分で髪や爪を作るケラチンの材料になり、シミを作るチロシナーゼという酵素の働きを抑制する作用があり「美白」効果がある成分でもあります。

シスチンを構成する「L-システイン」はシミ、ソバカス用に発売されている様々な商品に処方されたりもしています。

また、美容とは直接関係ありませんが、シスチンはアルコールの分解にも関係し、解毒作用があるためお酒を飲む方にもいいようです。

卵殻膜にはこのシスチンが人の肌の5倍以上も含まれ、食品の中でも圧倒的な含有量を誇ります。

下図をご覧いただければと思いますが、シスチンが多く含まれるという小麦粉、牛乳、大豆などと比べても遥かに凌駕した量です。

これが卵殻膜が肌にいい二つ目の理由です。

副作用はない?

副作用として考えられるのが卵アレルギーを持つ方への影響ですが、以前にも書いたように卵白に多く含まれる卵アレルギーを引き起こす成分が卵殻膜には含まれません。

ですので、卵アレルギーの人手も安全といえますが、より安全を期すのであれば事前のパッチテストをオススメします。

ゆで卵をたくさん食べるのではダメなの?

残念ながら、卵殻膜は卵を食べだけでは体内で吸収することができません。
吸収されるためには卵殻膜が加水分解されている必要があるからです。

そのためサプリメントで摂取することが必要になります。

美容にオススメの卵殻膜商品は?

元々、卵殻膜は美容効果が期待されていたものでした

卵殻膜美容液を塗ることによるシワ改善に関しては東京農工大学客員教授(東京大学名誉教授)跡見教授とアルマード社の共同研究により明らかになっています。
卵殻膜により細胞のベッドである細胞外マトリックスが改善されるのが判明しています。

実際に30代から50代の女性を対象に、卵殻膜美容液(スーパーオーディー)を2週間塗る実験が行われました。卵殻膜美容液を塗っていない部位では大きな変化がなかったのに対し、塗った部分のシワ面積率は、はじめの24.23±3.64%から2週間後には17.42±5.31%に有意に減少し、シワ改善効果が確認されました。各社からいろいろな卵殻膜サプリメントが出ているようですが、卵殻膜を最初に製品化したパイオニアはアルマード社で、商品の品質も安定していると思われます。

跡見順子教授とは引き続き共同研究を行ってきており、確認できた効果を権威ある学会誌に発表しているので、今後もさらなる効果が確認される可能性も十分あると考えています。

自分は化粧品に詳しい訳ではないですが、女性に聞いていく肌のアンチエイジングに悩む方からアルマード「チェルラー」という商品が支持されているようです。また、スーパーオーディーは実際に実験でも使われたものなので確度が高いと思われます。

アルマード社のこれらの商品はこちらから見られます。

参照文献

  • ■日本皮膚科学会
  • ■2016年6月4日
  • ■卵殻膜によるIII型コラーゲン発現促進を介した真皮環境の若返り:ゲル再構築系およびin vivo検証

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